留置場

普通の日記

No.79 旅

自分の道と自分の持ち物をちゃんと決めて、自分の足で歩くという体験をしたことは多からずともあると思うけれども、それを続けると帰る家の扉に鍵がかかってしまう気がして足がすくむのはなぜだろう。

家族とひとつの家に閉じこもってばかりいては、共喰いが始まるだけだというのに、慣れてしまえばそんな世界でも生きていけるようだ。どこにも行けずに死んでしまったその瞬間に、俺の生まれた意味というのは完全に消滅してしまう。そんな背に腹は代えられない状況だけども、別にそれでもいいやと思っちゃってます。多分、自我をじわじわと破壊していけば、いずれどんなものにでも美しさを感じられるようになる。その方向に生きて行こうとしてる時点で、既に半分は壊死してるようなもんだな。