留置場

無職の日記

シャトル

「あー、あー、聞こえますか?

 テステース、マイクテース、聞こえますかー?

 応答願いまーす。どうぞー。

 えー、これを聞いてる人へー、メッセージ。

 うんこ! うんこを食べましょう。ふふっ。

 うんこは大変健康に良いのです。2010年代の人たちは知らないでしょうが。

 100年後の世界ではうんこは健康食として普及してますよ。時空法第123条に背いて、 私が教えてあげます。

 

 ああ、あともう一つ良いことを教えてあげます。

 あなたたちが今ハマってるスマートフォンですが、100年後は多くの人間の敵になってますよ。一般庶民は常にスマートフォンに監視されて生きている状態です。24時間、365日、スマートフォンの奴隷です。スマートフォンが指示した通りに労働し、スマートフォンの計画したスケジュールによって生活させられています。

 スマートフォンを手放すと、終身刑になっちゃうんですよ。

 あなた方にとっては魔法のアイテムのようですね。私にはそんな風には到底思えませんよ。

 これは私からのお願いなんですけど、スマートフォンを持っていたら壊してくれませんか? これが普及してなんかいなければ、こんな世界にはならなかったと思うので。想像してみてください。その大好きなスマートフォンに服従させられて生きるのなんて、イヤじゃないですか? 私らには人権なんてあってないようなものですよ。

 頼みましたよ。私が重大な犯罪を犯してまで、あなた方に伝えたことですので。

 

 あ、最初のうんこが健康食ってのは嘘です! ごめんなさい!

 でもスマートフォンの話は大マジなので、本当にお願いしますよ。

 それでは、健闘を祈ります」