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君の名は。

無職の日記

アニメ

久しぶりに千と千尋の神隠しを観た。

 

思ったより、子供を擁護するアニメだった。

子供を擁護することを極め、それ以外に何もないみたいなアニメだった。

というのは、主人公の千尋は明るい性格でもないし、ナウシカクラリスみたいな美人でもない。ハクは美形だけど、面白いことは言わないし、全然笑わない。

油屋とその周辺は不気味な世界だし、海にかかる線路はウユニ塩湖みたいで綺麗だけど、電車の乗員が全員真っ黒で、これまた不気味。

 

だから俺は小さい頃、この映画は何が面白いか分からなかった。

ラピュタ魔女の宅急便とトトロが好きだった。もののけ姫は、親父が家の壁にポスターを飾っていて、それに描かれた白くてでかい狼が口から血を垂らしていたので、怖くて観ようとしなかった。

 

そのおかげで、19歳になっても、千と千尋を新鮮に感じられる。今観たら普通に面白い。

 

面白い映画を観ると、もう死んでもいいような気になる。俺は午前10時に千尋を観始めて、映画が終わった後「あー今日も1日過ごした」と思ったが、時計を見たらまだ正午だった。それぐらい濃密な時間を過ごせてしまったら、もう生まれてしまった分の損を取り戻した気になるもの無理はないと思う。

 

 

アニメーターが羨ましいと考えることがある。

隣の芝生は青いというが、あんな凄いものを作りたくなるほど素晴らしいものに溢れた環境で生きているなんて、憧れてしまう。アニメーターになりたい。